#6
牛王子誕生
ようやく大陸へと渡り、知り合いも徐々に増えてきた頃。
聖や、今は無きリネ師匠にいろいろ聞いたりしながら、TIMEの行動範囲は少しづつ広がってきていた。
勧誘もよく行っていた。
掲示板に書き込みしたり、街頭で呼びかけたりと、2日に1度くらいは勧誘してたような気がする。
ギランでだけは、なんとなく気後れして勧誘することは無かった訳だが^^;
その日は、SKTでDioと勧誘していた。
最初は普通に勧誘していた。
しかし、どこかのクランが変身して勧誘していたのを見て、対抗意識を燃やしたTIMEは、当時はまだまだ高価な品であった変身スクを使ってみた。
(犬とかはいっぱいいるが・・・牛になってる奴はいないな・・・)
おふざけで牛に変身。
Dio「ぶw」
もちろん牛に変身したのは初めてだった。
そしてこれが、長い牛生活のスタートであったw
そして例の如く、叫び続けた。
TIME「クラン員募集だわしょ〜〜〜いヽ(´¬`)ノ」
Dio「わしょ〜〜〜い!!」
すると、青い名前の女エルフが話しかけてきた。
「なんで牛なの?」
TIME「なんとなくw」
彼女が「Mallina」であった。
Mallinaは、前いたクランが解散してしまった為、今はフリーだという。
んで体験JOIN。
後で聞いた話だと、TIMEが牛で勧誘してた時、言葉遣いで姫だとカンチガイして入団を決めたらしい(笑
何度か、「王子はネカマで姫やりなよ〜」と勧められたこともあった(汗
Mallina=まりの加入により、クランとしての活動が始まったように思う。
まりは、まず妙な♂エルフを連れてきた。
Mintgreen=ぐりであった。
ぐり「初めまして。まりの旦那のぐりです〜^^」
という発言で、最初はリアル夫婦だとカンチガイしたっけ(笑
ナイトが一人もいない〜って愚痴っていたら、炎豹というナイトを連れてきたのもまりだった。
初々しい感じの新米ナイト。
TIMEは早速、「騎士団長」って肩書きを与えたっけ。
ナイトは一人だったんだけどね(笑
炎豹は、のちにBENARES=べなに作り直し、長くクランに在籍してくれた。
まりは、文字どうりクランのムードメーカーだった。
クラン会議も行った。
皆で集まりながら、今のクランの形の基礎を話し合った。
クランWorkSharingの、本当のスタートであった。
ほぼ毎日のように、ログインしてたメンバーでクラハンをした。
当時クラハンといえば、BB荒地だった。
ふんどしに追われて、きゃーきゃー言いながら皆で叩いた。
時には、みんなで地面に伏したりもしていたが(笑
勧誘も、いままでに増してがんがん行った。
新たに、お気楽極楽・ムネヲ・ゆーまりん・Naitherが加わった。
王子いじりの最初の刺客だったお気楽極楽。
まさにうちのクランに入るべくして入った、そんな名前だった。
入った時からアヤシゲだったムネヲ。
意外と律儀な奴だとわかったのは、少し後になってからだった。
初心者丸出しだったゆーまりん。
連発する顔文字が初々しかった。
最初は黙々と狩することが多かったNaither。
落ち着いたイメージは、そのころに出来たのだろう。
みんなほとんど初心者だった為、基礎を教えたりしながらハントしたり、他愛無いチャットしたりして遊んだ。
一緒に強くなっている、そんな感じ。
TIMEは、ますますプリをやってることが楽しくなってきていた。
この時間を皆で共有できたことを、本当に誇りに思う。
たぶん今、再びリネを一から始めたとしても、もう二度と味わえない感覚だと思うから。。。
毎日が楽しかった。
しかし、この先いくつもの別れがあるなんて、夢にも思っていなかった。
そんな頃のお話。
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