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■プリ日記〜回想〜■

 

 
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#5−2

始まりのTIC(下)

 

ゾンビ部屋に目覚めたTIMEは、そこで過ごすのが日課となっていた。

その日も、いつものようにゾンビをしばいて、町に帰ってきた所だった。
犬屋をする時のいつものポジション、掲示板上のクイの下でまったりしていると、こんな叫びが耳に入った。

『一緒にTIC行きませんか〜?』

当時、20LVそこそこだったTIMEは、ゾンビ部屋の住人さんたちとのチャットを通じて、それなりに度胸もついてきていた。
もう一度叫びが聞こえた。

Anastasia『骨部屋一緒にいきましょう^^』

なんとなく、叫びが聞こえた方へと近づいていく。
そこには、姫とクラン員らしきナイト、その他に数人集まっていた。
何だか楽しそうだったので、参加してみることにした。

TIME「プリだけど、参加していい?w」

姫は、快く承諾してくれたw
アナ姫は、のちに仲良くなる姫さんであったが、これが初の出会いであった。

 
総勢4〜5人になった一行は、一路TICへ。
話を聞くと、皆20LV前後だという。
「みなさん、ちょうどいいLVですね〜^^」
「よろしく〜」
なんてチャットしながら、TICへ到着した。

実はTIMEは、TICはゾンビ部屋までしか行った事はなく、ダンジョン内部に関してはマッタクの無知であった。
いい気になって、PTメンバーにホーリーウェポンをかけたりしながら、ちょこちょこ後をついていった。
思えば、大人数でパーティーを組んだのは、この時が始めてだった気がする。

道中出会った、蠅王というプリさんとそのクラン員も加わり、メンバーは総勢6〜7人となっていた(うち、プリ3人w)。
この蠅王さんは、後にキャラを「蠅」という名で作り直し、TIMEとはまったりチャットをする仲になるのだが、この時が初対面であった。
蠅はこののち、数々の伝説を作り引退していくのだが、それはまた別の機会に話そうと思う。

骨部屋まで楽勝で進んでいけたために、メンバーの中にはこれから起こる惨劇を予想できた者は、誰一人いなかったのであるw

 
そして一行は、骨部屋へと到着した。
着くなり、中に大量に溜まっていた骨が、イキナリ襲い掛かってきた!
チャットする暇など無く、赤く光ったりしながら、皆奮戦した。
みんな満身創痍だったが、なんとか死者を出すことなく、骨を撃退することができた。

あ・・・危ねぇ^^;
ふと見ると、下のほうに大量のクモが溜まっている部屋を発見。
扉はがっちりと閉ざされている。
ん? なんじゃこりゃ?
蠅王がこっちに近づきながら言った。

蠅王「ねぇねぇ、この『パールシルバーキー』って何?」

がちゃり。

扉が開いた。
・・・そう、蠅王は知らずにクモ部屋の鍵を開けてしまったのだ!w
そして、するりと部屋の中へ。

「あ」

なぜかTIMEも部屋の中へ。
戻ろうとして、間違えて・・・。

・・・ぱたん。

扉を内側から閉めてしまった。

大量のクモに襲われ、赤く光る間もないままTIME&蠅王エンドw

TIME「ごめ^^;」
蠅「ぎゃああ」

蠅王と二人、地に伏しながら笑いあった。

Ana「開かないよ〜」

部屋の扉を外から開けるには、パールシルバーキーが必要なのであった^^;
部屋の外の姫たちは、困惑していたに違いない(笑

 
さ〜て、リスタしようと話していると、部屋の中に妙なものが落ちていることに気づいた。

『+0骨盾』

・・・まさか!?
そう。TIMEは骨盾を落としてしまっていた(;´Д`)

 
リスタ後、戻ってきた姫たちと軽くチャットしたあと、解散となった。
TIMEは、早くアライメントをMAXにしようと心から誓ったw

 
まだ弱かったけど、世界はとてつもなく広く感じられていた。
そんな頃のお話。

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