#3
Ws誕生のお話。
犬屋も軌道に乗り、オーレンで手に入れた原石を売ったりしてようやく骨セットを揃えた頃、よくDioと狩りに行っていた場所があった。
話せる島の南東の海岸。
チャットできる余裕があるかと思うと、突然クモやスケルトン(もちろん当時は強敵)が襲ってくるという、適度な緊張感のある(笑)まったりとした狩場であった。
ここでまったり狩りしたり、チャットしたいろいろなことが、今のWsの基盤になっていることは間違いない。
残念ながら、Updateにより無くなってしまった。
さて、そのころはお互い15〜6レベルであったのだが、私はこの頃になってようやくパラメーターに不満が出始めていた。
──作り直しするか。今ならまだ遅くないし。
そう、CHAプリは弱すぎたのだ;;
作り直しに伴い、クラン「あるかでぃあ」は解散した。
新生TIMEはSTR15、CON15。
中途半端だが、CHA・DEXプリよりははるかに強かった。
こうなると、こういう妙なステータスを選ぶのは、リアルの天邪鬼な性格がそうさせたんだと諦めるしかない(苦笑
カカシをオート殴りしていると、Dioから電話が入った。
「俺も作り直したから、今から行くは」
Dio、お前って奴は・・・;;
そうして、画面上からDioは現れた。
──女WIZ、DioBrando・・・^^;
Dio、お前って奴は・・・(汗)
もちろんその場は、男WIZに作り変えた訳なんだけどね。
その後Dioは、さらに2回作り変えることになる・・・。
現在の容姿は・・・女WIZである^^;
たぶん、彼の女装癖はここから始まっていたんだろう。
クランも本格的に立ち上げようと話し合った。
今から勧誘していこうというTIMEと、自分たちが30くらいになるまでは勧誘やめようというDio。
せっかくのネットゲーム、やっぱり私は仲間が欲しかった。
Dioは、今から勧誘していくことを最後まで反対していたが、二人の目的は一致していた。
──アジトでまったり。
うまくクラン活動が出来る自信はなかったが、とにかくやってみようと思った。
このとき、私は長い階段を上り始めたのだ・・・。
クラン名は二つに絞った。
「ワークシェアリング」
「気分はブルジョワ」
結局、お互いが社会人だからということで、「WorkSharing」が採用された。
今では、選択は間違ってなかったと言える気がする(笑)
クラン員は、未だにTIMEとDioの2人だけであった。
そんな頃のお話。
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